2014.8.28 旅・キャンピングカー 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 Manzanar(マンザナー強制収容所)マンザナー強制収容所は、第二次世界大戦中に日系アメリカ人が収容された収容所のひとつです。日本軍による真珠湾攻撃で戦争が始まると、日系アメリカ人は大統領命令によって隔離されてしまうことになりました。このとき、第二次世界大戦以前から、海を渡り、アメリカである程度成功しアメリカ国籍を取得した人も、また日系二世なども、日系人として、財産全てを没収され、収容されることになったとそうです。収容所の跡地は、足を踏み入れることができるようになっていて、車をとめて、歩いてみることにしました。日本庭園の跡や病院、果樹園、学校など。日本の小さな町がそこにありました。財産をなくし、強制的に収容された場所でも、コミュニティを作って協力しながら、生活を営んでいたことが想像できました。逆境をたくましく生きた日本人の人たちに、敬意を感じます。このような展示に、賛否両論あるようですが、一種迫害の歴史を、こうして、ドライに史実として残していること、これは、アメリカのすごいところだと思いました。シェラ・ネバダ山脈が見える見晴らしのいいところに立っている慰霊塔娘と一緒におまいりをします。娘が足元に、字を書いています。「なんて書いたの?」「日本は、今は平和です。だから安心して、眠ってください。って書いたの」小学校3年生でも、戦争が生み出すたくさんの理不尽と悲しい体験を感じているのです。「がんばろう、日本」の号令のもとに、急速に全体主義が進みつつある日本。その「ニッポン」って一体だれのことを指すのだろう。娘の言葉が未来にも続くものであることを願います。毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらからにほんブログ村にほんブログ村薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン